畳の小上がりコーナーは必要?後悔しないためのポイントを解説

夫婦2人でも癒し空間になること間違いなしの畳の小上がりコーナーですが、子供がいる方には特におすすめです!

しかし、フローリングのおしゃれなマイホームに畳のコーナーを作ることで失敗しないか心配な方もいますよね。

せっかくなら後悔しない畳の小上がりコーナーを作るためにこの記事では

・畳の小上がりコーナーとは?

・畳の小上がりコーナーを作るメリット

・畳の小上がりコーナーを作るデメリットの意見例

・畳の小上がりコーナーで後悔しないためのポイント

・畳・小上がりを作って後悔した失敗例

・畳・小上がりの失敗を知って後悔をなくそう

について紹介していきます。

目次

畳の小上がりコーナーとは?

畳の小上がりコーナー画像

新築マイホームを計画しているときに畳の部屋を作りたいと考えている方も多いと思います。

しかし、1部屋全体を畳にしなくても小上がりコーナーとして畳を取り入れる方も増えているようですよ!

そもそも畳の小上がりコーナーとはリビングなどの一角に段差(床から20〜40cm)をつけた畳のコーナーです。

良いアクセントとなるため、空間がよりおしゃれになると言われていますよね。

大体2〜4畳くらいの広さにしている方が多いようですが、段差があることでさらにおしゃれになったり少し休みたい方にとってもすぐに畳でゆったり休むことができます。

畳の小上がりコーナーを作るメリット

子供の遊び場になる

段差があるだけで子供はワクワクし、遊び場になります。

おもちゃを置いておいてもリビングの床が散らからないといったこともメリットですよね。

小さいうちはおむつ替えやお昼寝で使うこともできますが、大きくなってくると秘密基地のように遊べたり宿題や勉強でも使うことができます。

私の娘はテントを広げてお家ごっこのように遊んでいます。

キッチンやリビングから子供の様子がすぐに見れるので、お料理しながらでも声がけできて安心です。

おしゃれな空間

フローリング空間の一角に畳コーナーって合うの?と不安になる方もいるかもしれませんが、空間に立体感が出るのでおしゃれな雰囲気に変わります。

全体を洋風にするのも統一感があってもちろんいいのですが、アクセントが欲しい方にとっては畳の小上がりコーナーがあるだけで飽きない家になりますね!

リビングに設置することで来客の目にもつきやすいので立体感を出して一味違った家作りを目指す方にとってはとてもおすすめです。

来客時に活躍する

引き戸をつけて個室や半個室状態にできるような作りにすると来客時にも活躍します。

急な来客でも活躍しますが、泊まりになった場合に即席で布団を敷くことができるのも小上がりコーナーを作って良かったというポイントなのではないでしょうか?

来客を想定する場合はやはり4〜5畳のスペースにしておくと余裕を持って寝られますよ!

老後の寝室代わりにできる

2階建ての家にする場合は老後足腰が弱ったときに畳の小上がりコーナーを寝室にすることができます。

小上がりコーナーが3~4畳あれば2階まで上がれなくなっても布団を敷いて寝ることができるのがメリットです。

また、和室にはない段差があることで起き上がっても1回腰掛けてから歩き出すことができますよね。

一息つきたい時にも使えるのがおすすめです。

引き出し収納を作ることができる

小上がりになっていることで段差部分に収納スペースを作ることができます。

引き出し収納を作る方が多いのですが、子供のおもちゃを入れておいたり来客時用の布団や座布団を収納しておくと良さそうですよね。

また、引き出し収納だけでなく畳の奥の部分を天面開口タイプにするとさらに収納スペースが増えます。

頻繁に出さないようなオフシーズンなどの衣類を入れておくこともできるので使用頻度に合わせて収納場所を変えることができるのもメリットですよ!

天面開口タイプの収納を作る場合は、畳コーナーには動かせないほど重い家具を置くのは避けて何かあった時にすぐ取り出せるような工夫をするのを忘れないようにしましょう。

畳の小上がりコーナーを作るデメリットの意見例

リビングが狭く感じる

先ほどメリットで立体感が程よく出ておしゃれ空間になると説明したのですが、小上がりコーナーを作る位置によってはかえってリビングが狭く感じてしまいます。

設計段階ではなかなか想像がつきにくいかもしれませんが、リビングに置く家具を考えて設計しましょう。

家具がない状態であれば広く見えるリビングもソファやテーブルなどを置いてしまうと思ったより狭く感じてしまうという可能性もありますよね。

また、天井の高さによってもリビングは狭く見えてしまうので天井の高さやリビングの広さも考えておくことが大切です。

畳のメンテナンスが手間

畳のメンテナンスはとても大変で手間がかかります。

全部の畳の交換は15年程度と言われていますが、貼り直しは5年程度で行った方がいいとされていますよね。

また、子供が遊ぶスペースにしていると飲み物をこぼしたり小さい子であればお漏らしをしてしまったというハプニンングもあるかもしれません。

そのような時に畳だとすぐにしっかりと水分を拭き取らなければなりません。

乾燥が足りないとカビの原因にもなりますよね。

大きめの家具や重い家具を畳の上に置く場合は畳に跡がついてしまうのを防止するために、ゴムや専用マットを挟むなどして畳がなるべく長持ちするようにしましょう。

床暖房に対応しない

畳のデメリットは床暖房に対応していないということなのですが、最近では床暖房に対応した畳もあるようです。

しかし床暖房に対応している畳は通常のものより薄くできているので、熱の伝わり方も早いですね。

デメリットとして紹介はしましたが、畳にも床暖房をつけたい場合は畳の種類を選ぶことで床暖房はつけることができるので安心してください。

畳の小上がりコーナーで後悔しないためのポイント

無計画に作らない 

畳の小上がりコーナーで後悔しない1番のポイントは無計画に作らないことです。

家族団欒の延長線で作る場合はリビングの一角に作ることで家族同士のコミュニケーションも増えますよね。

子供がいる場合もリビングの一角にすると親の目が行き届く場所なので、小上がりコーナーで遊んでいる子供を常に見ていられます。

また、畳の小上がりコーナーで食事をする場合があるのであればキッチンの横にスペースを作るといいでしょう。

家族でよく話し合い、どこに作るかを考えないと使い勝手が悪く後悔だらけになってしまいます。

計画性を持って後悔しないような場所に作れるといいですね!

仕切りをつけておく

ふすまや引き戸ではなくロールスクリーンのようなものでもいいので仕切りはあったほうが良い意見が多いです。

先ほどもお伝えしましたが、来客時には特に仕切りが重宝します。

小上がりコーナーで宿泊を必要とする来客の場合は特に、仕切りがないと落ち着かないのでプライバシーを守るためにも忘れないようにしましょうね!

広さは目的に応じて考える

夫婦2人のみの時に設計する場合でも後々子供ができたら使うのかを考えて広さを選択しましょう。

子供が遊んだりおむつ替えやお昼寝として使う場合には2.5畳くらいのスペースでも足りるかもしれません。

しかし、来客の宿泊用や大人が休憩するスペースにする場合には4畳程度のスペースがないと狭く感じてしまいます。

どのような目的で畳の小上がりコーナーを使いたいかを家族でよく相談してから広さは選択するようにしましょうね。

費用を圧迫しないか

畳の小上がりコーナーの相場は約3〜4.5畳で20万円前後と言われています。

段差部分に収納をつける場合にはさらに10万円程度値段が上がって30万円前後になるでしょう。

畳の種類を選べるとはいえ高額になるため、マイホームの予算と相談しながら考えた方が良さそうです。

畳の小上がりコーナーを作ったことによって元々予定していた他の部屋の部分の予算を削ることにもなりかねないのでそこだけは注意しておきましょうね!

将来本当に使用し続けるか

子供の遊ぶスペースやお昼寝スペースとして畳の小上がりコーナーを作る場合は将来どのように使うのかしっかりと考えておきましょう。

将来本当に使用し続けるかを最初から考えておかないとただの物置となってしまう場合もあります。

勿体無いことになるので、夫婦2人になったら作業スペースにしたり老後は寝室として使うといったプランを立てておきましょうね。

畳・小上がりを作って後悔した失敗例

生活導線が悪くなる

おしゃれさや見た目だけを重視してしまうと生活導線がとても悪くなります。

せっかく作るなら生活導線が良いのが1番でその上でおしゃれさを求めましょう。

そのためには先ほどもお伝えしたとおり使い勝手を考えてどの部分から近い方がいいのかをイメージしてください。

キッチン横やリビングの一角に作る方が多いですが、自分たちが年をとった時のことまで考えておけると良いですね!

怪我をする可能性がある

子供が小さい時には小上がりコーナーの段差で怪我をする可能性があるため作ったのが失敗と考える方もいるようです。

しかし、その場合はベビーゲートなどを一時的に設置してしまえば危険が回避できる年齢になった時に大活躍しますよ。

寝返り期まではおむつ替えやお昼寝で使用し、動き出したらベビーゲートを設置します。

少し大きくなって遊べるようになればおもちゃなどで静かに遊べるようにもなりますよね。

ベビーゲートではなくベビーサークルなどでも良いので怪我をしないように対策すれば小上がりコーナーは作っても大丈夫です!

仕切り(目隠し)を作らなかった

子供が遊ぶ場所だからといって仕切りを作らなかった場合、他の用途で使う場合に後悔することになります。

色々な場面を想定して仕切りはつけておくことをおすすめします。

先ほども紹介したようにふすまや引き戸の選択肢の他にロールスクリーンを取り付けるパターンもあります。

天然素材を使用した和風のものだと和室と相性が良いのでとてもおすすめですよ!

後から突っ張りで簡単に取り付けられるものもあるので、仕切りを作らなかったパターンでも一時的に仕切ることもできますよね。

使わない時に閉めておきたい方は引き戸タイプのもので普段は見せておきたい方はロールスクリーンのものを選ぶと後悔しなさそうです。

使用頻度が減る

最初のうちは積極的に使用していても、ライフステージの変化で使わなくなってしまったパターンも多いようです。

せっかくの畳スペースなのに使わなくなってしまっては勿体無いですよね。

ライフステージが変化しても使うことができるかは作る前にしっかり考えておきましょう。

自分たちの生活の変化とともに家具の配置を変えても新鮮な気持ちで過ごすことができそうです!

その際には畳が凹まないように家具の足にクッションのものをつけるなど工夫しておきましょうね。

物置になってしまう

先ほどの使わなくなってしまったという後悔と繋がるのですが、小上がりコーナーが物置になってしまったという失敗もあるようです。

収納スペースが十分にあれば物置になることはなさそうですが、とにかく使用頻度と使用目的を考えた上で作ることをおすすめします。

なるべくなら最低限の家具以外は小上がりコーナーには置かないように徹底しておくと良さそうです。

畳・小上がりの失敗を知って後悔をなくそう

畳の小上がりコーナーを作った失敗例をいくつか紹介しましたが、どの失敗も対策することで解消されそうですね!

本当に必要なのか、何目的で作りたいのか、ライフステージが変化しても使い続けることはできそうなのかをしっかりと家族と相談しておくことが大切です。

子供がいる方は安全対策を強化し、来客が多い方は仕切りをしっかりつけておくなど対策を練りましょう。

また、家族が使わなくなってしまった場合は食事をするスペースにしてもいいですしちょっとした趣味の作業スペースにしてみることもおすすめします。

家族みんなが笑顔になるような畳の小上がりスペースが作れるといいですね!

まとめ

今回は、畳の小上がりコーナーが必要かについて紹介していきましたが結論からお伝えすると作ることを強くおすすめします。

デメリットや失敗例などもお伝えしたので、しっかりと対策をとってメリハリのあるおしゃれなリビングにできるといいですね!

一度作ってしまったら簡単に変えることができない分、後悔しそうな部分は無くせるようにハウスメーカーの方とも相談しましょう。

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