新築マイホームを建てる時にオプション選びに悩む方も多いと思います。
標準設備でも快適に住むことができるとはいえ、おしゃれで機能性にこだわりたい方にとってはオプション選びで絶対に後悔したくないですよね。
実際にオプション選びで後悔したポイントをあらかじめ知っておくことで参考にできると思うので、この記事では
・新築で後悔しがちなオプション12選
・新築オプションで後悔する人の特徴
・オプション選びで後悔しないためには?
・新築で後悔しないオプション
・新築オプション選びのコツ
について紹介していきます。
新築で後悔しがちなオプション12選
両開きの玄関
大きいものの出し入れに便利な両開きの玄関ですが、意外と片開きでも良かったという声が多いです。
家具を買った時や大きめの家電を搬入するときに両開きの玄関の方が傷つけずに家の中に入れることができると思いますよね。
しかしリビングの窓の部分から大きい家具や家電は搬入することもできるので、玄関を両開きにする必要はないと感じるのかもしれません。
屋根裏部屋の収納
屋根裏部屋の収納は基本的に階段をつけることができないのでハシゴでの昇り降りになります。
収納スペースがあるとはいっても大きいものや重いものをハシゴで収納するのは危険ということもあって、実際に使ってみたら使い勝手が悪いという意見になるようです。
そのうえ、埃が溜まりやすく掃除がしにくかったり子供がのぼってしまうと危険ということもあるようですね!
秘密基地感覚で屋根裏収納を作ってしまうと後悔しそうです。
電池式のタッチキー
電池式のタッチキーは鍵がカバンに入っていても手で触れるだけでドアを開錠することができます。
便利さがゆえに取り付けておきたいという方もいるかと思われますが、電池式だと電池が切れてしまった時に焦るからやめておきたいという方もいるようです。
短くても1年程度は電池がもつようですが、それでも1年に1回交換となると頻度が高いのかもしれません。
また、防犯面からタッチキーは避けておきたいという意見もあります。
リモコンを子供が持ち歩くとなると落とす可能性もありますし、やはり物理的に安全なイメージのある鍵にしておきたいという意見もあることは間違い無いですよね。
もちろん最近のタッチキーはセキュリティもしっかりしてるとは思いますが、不安な方は後付けもできるので家を作ってからでも間に合います。
浄水器
水道水を使うのに抵抗がある方にとっては浄水された水を使うことができる浄水器。
一見メリットしかないんじゃ…と思いますが、常に生ぬるい水しか出ないという声も多いです。
また、浄水カートリッジの交換が面倒くさいといった声もあり浄水器を設置するならウォーターサーバーの方が良いと感じてしまう方が多いのではないでしょうか。
ちなみに浄水カートリッジの交換は約1年毎で費用は1〜2万円程度かかるようですね。
趣味部屋
趣味部屋を作って後悔している方も多いです。
趣味にもよりますが、取り付け式のもの(ボルダリングスペースやシアタールームなど)にしてしまうとライフスタイルの変化に合わせることが難しくなります。
夫婦2人の時には楽しめていた趣味も子供が生まれるとなかなかできなくなってしまうため、趣味部屋が物置になってしまったという意見もありました。
作業部屋みたいな名目で1部屋作っておくとライフスタイルの変化で子供部屋にできたりもしそうですよね!
漫画が趣味で高い本棚を置く方も注意です。
地震などで倒れる危険性もあるのでしっかりと取り付けるか子供ができても使えるような本棚にしておくことをおすすめします。
埋め込みのエアコン
見た目もおしゃれで設置場所に悩まない埋め込みのエアコンは、人気のオプションですよね。
しかし中にはコストがかかりメンテナンスが大変だったと後悔している方もいます。
天井に埋め込みになるので修理も大変なうえ、メーカーの選択肢も少ないようですよ!
機能だけを見たら壁につけるタイプのエアコンの方が良いですが、どうしても部屋をスッキリ見せたい方は埋め込みのエアコンの方が良いのかもしれませんね。
無垢材の床
無垢材は希少ということもあって値段も高くなりますが、高価な無垢材を使用したのに後悔している方も多いです。
理由は定期的な手入れが面倒になってしまったということでした。
無垢材はワックスでの手入れが必要なのですが、剥がれ度合いによって数ヶ月〜1年単位でワックスを塗り直さなければなりません。
また、きしみなどが発生しやすく水分に弱いということもデメリットです。
子供がいると特に飲み物をこぼしたりすることも多いと思いますが、水分でシミができやすいので注意が必要ですよ。
デザイン自体はおしゃれで経年変化も楽しめる床なのでこだわりのある空間にしたい方にとっては無垢材は良いと思われます。
天窓
光が差し込んで開放感が出る天窓ですが、夏の日差しの差し込みがキツすぎるという意見が多い印象でした。
紫外線がダイレクトに入ってくるということもあって、天窓の下の家具が紫外線で色が変わってしまったりダメになってしまうこともあるようですよ。
また、積雪が多い地域に家を建てる場合は雪下ろしをしっかりしないと天窓が塞がれて意味がなくなってしまいますよね。
自然光が欲しいという理由で天窓のオプションをつける場合には注意してください。
お風呂・トイレの窓
換気の面ではお風呂とトイレの窓はあった方が良いと思いがちですが、防犯面を考えてない方が良いと思う方もいるようです。
特に隣の家が近い方は、お風呂やトイレの位置が隣の家の玄関と隣接していると気になってしまいますよね。
すりガラスにしてもなんとなく嫌だなという気持ちになってしまうかもしれません。
またお風呂やトイレなどに窓があると冬場はとても寒いです。
窓がないだけで気密性が上がって寒さが軽減されるので気になる方は参考にしてみてくださいね。
勝手口
そもそも勝手口をなんのためにつけるかを明確にしておいた方が良いです。
洗濯物を外に干すときに導線が良いのか、庭での作業が楽だからなのか、楽にゴミ捨てに行けるからなのか…
目的を明確にしておかないと必要がないですよね。
勝手口をつけることで防犯対策や断熱性なども考えなければならなくなりますし、外構もこだわる必要があるのでコストがかかるといった面も後悔ポイントのようです。
鉄骨の階段
オシャレで開放感が出る鉄骨階段は、段差に隙間ができてしまうため怪我に注意が必要です。
大人の怪我にももちろん注意しなければなりませんが、小さい子供がいる場合は特に隙間からの落下防止対策をしなければなりません。
階段に落下防止ネットや手すりをつけることになるので、最初から子供のことを予想しておかなければ後悔することになりますよね。
せっかくのおしゃれスペースが台無しになってしまうということも考えると鉄骨階段はよく考えましょう。
床下収納
一見使い勝手が良さそうな床下収納も実は後悔しがちなオプションです。
買ってきたストックなどを収納できるという点ではとても良いのですが、物を入れるのも取り出すのも屈む必要がありますよね。
若いうちはそれでも良いかもしれませんが歳をとってくると屈む姿勢が難しくなってくるので結局使わなくなってしまったという方が多いようです。
また、しっかりと家具や家電の配置を考えてから床下収納の場所を決めないといけません。
思いの外冷蔵庫が大きかったために床下収納が開かなくなって使えないといったハプニングも起こり得ます。
住んでみたら意外と使わないという意見が多いので床下収納は後悔しがちなオプションかもしれません。
新築オプションで後悔する人の特徴
欲しいものが多すぎる
新築オプションで後悔する人の特徴の1つに欲しいものが多すぎるといった点がありますが、まず欲しいものを全てリストアップしましょう。
リストアップしたらそのオプションは本当に使うのか、メリットデメリットも1つずつ調べていくことが大切です。
デメリットも知った上で本当に必要なものだけをマイホームに取り入れることをおすすめします。
買って満足してしまう
オプションに憧れてつけたはいいもののそれだけで満足してしまう方も後悔することになります。
使い勝手を考えて長く使えるものを選定しましょうね。
デザイン性だけで決めてしまうと後悔の方が大きくなってしまいますよ!
費用ばかり気にしてしまう
ハウスメーカーでの打ち合わせではワクワクしてオプションを選んだものの費用を気にして無駄だったかなあ…と考えてしまう方も後悔しがちです。
1つ1つ費用を比較して納得いくオプション選びができるといいですね!
オプション選びで後悔しないためには?
デメリットを調べて理解する
というのも、オプションを選ぶ際にはメリットばかりに目がいきがちです。
夢だったマイホームということもあって理想もあるでしょう。
しかし、デメリットを把握していないと実際に住んだ時に使い勝手が悪かったり上手く使いこなせないといった悩みが出てきます。
後悔することにならないためにも導入する予定のオプションのデメリットは調べておきましょうね。
使っている姿をイメージする
使っている姿が想像できないものをオプションとして取り入れることはおすすめできません。
リアルにイメージできて、何年経っても使い続けられそうであれば選ぶという選び方もありますよ!
新築で後悔しないオプション
実際に私が取り入れて満足しているオプションを紹介します!
玄関のタッチレスキー
先ほど後悔したというもので紹介したのですが、タッチキーは小さい子供がいる方にはとてもおすすめです。
子供を抱っこしながら買い物袋も持っている場合などは鍵を出さずに玄関を開けることができますよね。
最近のものはオートロックシステムもあるので、閉め忘れたとしても遠隔で閉めることもできますよ。
心配性な方や子供連れの方にはとても好評ですし、実際に私も天気が悪い日に子供を連れて外出へ行く際は特にタッチキーが役立っています。
キッチン水栓のタッチレス
節水効果もあるキッチン水栓のタッチレスですが、つけて本当に良かったです。
手が汚れてたりすると特に手を触れることなく水が出てくるのはとても良いですよね!
私もタッチレスの水栓に変えてから節水を意識するようになりました。
水漏れの心配がないというのも嬉しいので、後悔しないオプションを探している方にはおすすめです!
食器洗浄機
食器洗浄機も人気のオプションです。
日本製のものより洗浄力がパワフルとも言われているため海外製の食器洗浄機と悩む方も多いのではないでしょうか?
しかし海外製のものは故障して修理となった場合に部品が届くのに時間がかかります。
また、私達は夫婦と子供だけの世帯なので水道代のことも考えて日本製のLIXILの深型食洗機にしました。
海外製のものは日本製の食器洗浄機に10万円くらいプラスしないと導入できないので注意してくださいね!
電動物干し
ランドリールームに導入したい電動物干し。
干す時には目の高さにできて必要ない時には天井に収納できるというのが魅力的ですよね!
室内干しの味方なので、洗濯物をぶら下げてから重い竿を持ち上げるというストレスがなくなったのがとても嬉しいです。
1度電動物干しを使ったらもう手動には戻れません…
造作洗面所(化粧台スペース)
造作洗面所は全てを自分の好みにできるというのがメリットです。
ボウルからミラー、収納場所のデザインまで全て自分好みにできるので使い勝手が良いようにできますよね!
私はお気に入りの造作洗面所で化粧をすることをイメージしたので、LEDライトがついたミラーにしたりキャビネットにはよく使うコスメや基礎化粧品などを収納しています。
アイロンやコテなども収納したい方はたくさん収納できるようなものを選ぶことをおすすめします!
キッチン換気扇
キッチンの換気扇はお手入れが難しく内部の掃除はプロに頼まなければなりません。
なるべく汚さないようにフィルターをつけたり交換したりしなければなりませんよね。
私はLIXILのよごれんフードに変更しましたが、良かった点はとにかく掃除が楽なことです。
掃除はディスクを洗うだけでいいので、簡単に自分で掃除をすることができますよ!
掃除の負担を軽減してくれるのでぜひ検討してもらいたいオプションです。
新築オプション選びのコツ
先ほどもお伝えしましたが、新築のオプション選びのコツは欲しいものを全てリスト化することです!
欲しいものを書き出してリスト化することで話しているだけでは見えてこなかった部分がたくさん見えてきます。
絶対に導入したいのか、余裕があったらでいいくらいなのかと優先順位をつけることもできますよね。
できればハウスメーカーとの打ち合わせまでにリスト化しておいて、打ち合わせの時にはハウスメーカーの担当にも話を聞いてみましょう!
また違った視点からのメリットやデメリットも聞くことができると思いますよ!
妥協できないところは家族と相談しあって後悔のないマイホーム作りができるといいですね。
まとめ
新築のオプション選びで後悔したくない方はメリットとデメリット、費用などをしっかりと比較しておくことをおすすめします。
リストアップをして見える化しておくとハウスメーカーでの打ち合わせもスムーズにいきますよね!
後悔しないオプションやコツも紹介したので良かったら参考にしてみてください。