新築の注文住宅を建てるとなった時に、お風呂は特に快適に綺麗に保ちたいですよね!
広い浴槽に憧れていたりおしゃれでテレビのあるお風呂がいいと考える方もいるでしょう…
掃除のしやすさやカビ対策も含めて、新築のお風呂で後悔しないためにはどのようにしたら良いのか気になる方も多いのではないでしょうか?
この記事では後悔した例も含めて
・注文住宅のお風呂で後悔する例7選
・注文住宅のお風呂で後悔しないための5つのコツ
・注文住宅だからできるお風呂のカビ対策
・お風呂を後悔なく過ごせる場所に
について紹介していきます!
注文住宅のお風呂で後悔する例7選
広さが充分ではない
注文住宅の間取りや広さを決める際、リビングやキッチンなど使う頻度が多い部屋をメインで進めていくことが多いのでお風呂場が意外と狭くなってしまったという方も多いようです。
お風呂は1日に1回、多くても2回程度の使用頻度ということもあって後回しになってしまうのも分かります。
しかし、疲れをとる空間だからこそ注文住宅のお風呂は広い方がいいと思う方も多いのではないでしょうか?
バスタブの大きさもですが、洗い場の広さによってイメージは大きく変わります。
子供が数人いて家族でお風呂に入りたい方はそれなりの広さが必要になりますし、年をとった時にバリアフリーのような介護用品をつける場合を見越してある程度の広さを確保したい方もいますよね。
しかし広すぎると毎日のお風呂掃除がとても大変になってしまったり、広い分冬は寒いため体が冷えてしまう可能性もありますよ。
あらかじめ家族と相談して最適なお風呂の広さが確保できるようハウスメーカーの方には早めに伝えましょう。
鏡は不要
最近では圧倒的に鏡なしのお風呂場が人気なようですが、鏡をつけた方の中に後悔している方もいました。
鏡を使う理由として多いのはお風呂場でメイクを落とす方や髭剃りをする時だと思います。
メイク落としや髭剃りはお風呂に入る前に洗面所でもできますよね。
鏡はすぐ曇ってしまったり汚れてしまったりするので掃除が意外と大変です。
設置するメリットとデメリットを天秤にかけてみてくださいね。
大きな窓は換気には不必要
大きな窓があった方が換気には良いと思われがちですが、お風呂場は実は窓がない方が換気の効率が上がります。
というのも、お風呂場には必ず換気扇がついていますよね。
窓を開けて換気をしてしまうとかえって循環が悪くなり十分な換気を行うことができません。
お風呂場をしっかりと換気したい場合には窓を閉めた状態で換気扇を回すことが大切です!
換気目的で大きな窓をつけてしまうと後悔することになるので注意してくださいね。
テーブルがカビの温床になる
お風呂場にあるテーブルやカウンターの裏側は掃除でも見落としがちでカビの温床になることが多いです。
カウンターの場合は見た目が綺麗でも取り外して掃除しないとカビだらけになってしまいますし、テーブルも素材を選ばないとすぐにカビが生えてしまいます。
木製やステンレス、樹脂などなるべくカビない素材を選ぶことが大切です。
掃除がとにかく大変になってしまうことから、つけたのを失敗したと後悔する方が多いようですね。
シックな色で汚れが目立つ
お風呂場は白で統一したいという方もいるでしょうし、シックな感じでモノトーンの方が落ち着くという方もいるでしょう。
色によって汚れの目立ち方が違うのはご存知でしょうか?
- ・白
-
ピンクカビや髪の毛が目立つ
- ・黒や茶色のダーク系
-
白い水垢(うろこ汚れ)が目立つ
シックで落ち着いたお風呂場を目指して全体的をダークな色にしてしまうとお風呂場全体が暗くなってしまったという後悔もありますし、白い汚れがとにかく目立って掃除が面倒と感じる方も多いようです。
特にバスタブは水垢が残りやすかったりするので、バスタブだけは白にして壁はダークにするなど工夫することも大切です。
場所によって色を変えてみるのもおしゃれなので、掃除のしやすさも考えて素敵なお風呂場作りができるといいですね!
浴室暖房は必要
浴室暖房をつければよかったと後悔している意見も多かったです。
浴室暖房のメリットとしては
- ・カビ対策ができる
-
冷えたお風呂場を暖めるために壁や床にシャワーでお湯を当てて全体を暖かくする方も多いと思います。
浴室暖房がないと仕方がないことなのですが、水分をいろんなところに飛ばせば飛ばすだけカビは発生しやすくなりますよね。
浴室暖房があればすぐに全体を暖めることができるのでカビは発生しにくくなります。
- ・ヒートショックが予防できる
-
ヒートショックは寒いところと暖かいところの温度差で血圧が急激に変化することで起こる現象なのですが、ヒートショックによって命を脅かすことにも繋がるためとても怖いですよね。
特に心臓の疾患や脳疾患の持病を持っている方や普段から血圧の異常を指摘されている方などは注意しなければなりません。
浴室暖房をつけておくことで気温差をなくすことができるのでヒートショックも予防できます。
- ・寒い時期のお風呂が快適になる
-
寒い冬にお風呂に入りたくなくなる1つの理由として寒いからといった意見もありますよね。
子供は特に洗い場の寒さが不快でお風呂前になると泣いて嫌がることもあるでしょう。
浴室暖房をつけることで寒さが軽減されるので、真冬のお風呂も快適になりますよ!
ミストサウナとテレビ
保湿力が高まることからミストサウナを自宅につけたいという方もいると思いますが、基本的に高温多湿の状態にしてしまうので細菌繁殖しやすくなってしまいます。
頻繁にすればするほど不衛生になってしまうという悪循環と、つけてみたら時間もなくてそんなに使わなかったという方も多いです。
また、1度は憧れる浴室テレビですがメリットだけでなくデメリットもありますね。
メリットは子供が嫌がらずにお風呂に入ってくれたり、半身浴のお供にテレビが見られることで暇つぶしになります。
しかし、デメリットとしては子供がなかなかお風呂から出ずのぼせてしまうことや修理含めて費用が高いようです。
小さい子供がいる家庭ではテレビをつける必要性が両極端なのでお風呂嫌いの子供ならつけるメリットがありますが、そうでなければわざわざつける必要はないかと思われます。
家族間での意見のすり合わせが非常に重要になってくる部分なのでハウスメーカーへ行く前に家族で話し合っておきましょう。
注文住宅のお風呂で後悔しないための5つのコツ
充分な広さを確保する
先ほどもお伝えしましたが、お風呂場は意外と狭くなりがりな部分なので広さをある程度確保することが大切です。
何人で入ることが多いのか、将来的に介護が必要になった時に手すりやステップを置くスペースは確保できるのかしっかりとイメージして広さを決めましょう。
出来上がってから思ったより狭かった…と後悔しないためにもバスタブだけでなく洗い場のスペースを確保することが重要です!
浴槽の大きさ
基本的にユニットバスでは浴槽の大きさは決まっていますが、注文住宅は浴槽の大きさも選ぶことができます。
広い浴槽に憧れて大きくしてしまうと洗い場に対して浴槽が大きくなってしまって狭く感じることも多いようです。
洗い場のスペースもしっかりと確保した上で浴槽の大きさを選ぶことも後悔しないお風呂場作りの1つといえますよ!
風呂場全体の色
お風呂場全体の色は特に家族間での話し合いが大切です。
白ベースにするとピンクカビが目立ち、ダーク系にすると白い水垢が目立ったり暗くなりすぎてしまう…
そして可愛いからといってパステル系にしてしまうと飽きたり歳をとった時になんか違うということにもなりかねません。
色を組み合わせるのも手ですが、後悔しないように全体の色はイメージしながら考えることが大切です。
余計なオプションをつけない
後悔しないお風呂場作りにするために余分なオプションをつけないことも重要です。
鏡やカウンター、棚やテレビなどオプションと呼ばれるものたちは実際につけてみると掃除やメンテナンスが大変だったり使わなかったという意見もとても多いです。
本当に必要なのか、事前にリストアップして優先順位をつけておくと余分なオプションをつけずに済みますね。
大きな窓は基本的にいらない
先ほどもお伝えしましたが、大きな窓は風呂場には必要がないと考える方が多いようです。
換気目的では必要ないとお伝えしましたが、防犯面を考えても不安になりますよね。
すりガラスにするとはいえシルエットは外からも分かってしまうので、誰かが入浴中ということは分かります。
道路に面していなくても隣の家の玄関が近ければ気になるでしょうし、家の中でも死角の場所にお風呂場を作ると空き巣に狙われやすいといったデメリットもあるでしょう。
また、お風呂場に大きい窓をつけると冬場はとても寒いです。
後悔しないためにも大きい窓は必要がないと思っていても良いので、参考にしてみてくださいね。
注文住宅だからできるお風呂のカビ対策
繋ぎ目やオプションは少なく
お風呂のカビが発生しやすい場所は継ぎ目(コーキング)部分です。
継ぎ目や壁と床やドア部分だけでなく鏡や棚、バスタブ周りなど様々な場所で使われていますよね。
カビ対策として出来るだけ継ぎ目は減らしましょう。
壁や床の素材が選べるのは注文住宅ならではなのでなるべく継ぎ目が少ないものを選ぶことをおすすめします。
また、オプションを減らすことも大切です。
カビが発生しやすい鏡や棚を設置しないだけでお風呂場を綺麗に保つことができますよ!
浴室内におしゃれな棚などを設置したい方もいるかもしれませんが、カビ対策のことも考えて選びましょうね。
浴室乾燥機の導入
カビの発生予防には浴室乾燥機の導入もおすすめです。
大掛かりな工事が必要になることもあるため、悩んでいる方は後からというより新築の注文住宅を建てる時に導入してしまいましょう。
浴室乾燥機には電気式とガス式がありますが、電気式の方がコンパクトな仕様です。
壁掛けタイプよりもビルトインタイプといった天井に埋め込み式のものがおすすめですが、価格がやや高めとなっています。
メーカーにもよりますが、一般的にビルトインタイプの浴室乾燥機は10万〜35万前後で壁掛けタイプのものは5万〜20万前後だそうですね!
浴室乾燥機は洗濯物を乾かす目的で使う方が多い印象もありますが、カビ対策で使う場合は入浴後に少し回すことですぐに浴室全体を乾燥させられます。
浴室乾燥機には24時間換気モードもあるので多少電気代が上がっても浴室乾燥機をつけるとカビ対策になりますよ!
コーティングを行う
新築であれば入居前にオプションとして防カビコーティングを頼むことをおすすめします。
5万円前後でバスタブだけでなく浴室全体をコーティングしてくれるので、カビを防ぐことができますよ!
コーティングをしても不安な方はホームセンターやドラッグストアで販売されている防カビ燻煙剤を使用しておくとさらに安心できるかと思われます。
鏡には曇り止めスプレー、継ぎ目にはマスキングテープでコーキングするなどお風呂を快適に保つためにできることはしておきましょう。
お風呂を後悔なく過ごせる場所に
注文住宅のお風呂で後悔しないために例も含めて紹介しましたが、少しでも1日の疲れが取れるような癒し空間を作り上げましょう。
そのためには綺麗に保つという意味でカビ対策や掃除のしやすさが必須になりますよね。
新築だからこそできることもあるので、ハウスメーカーの方と相談して後悔しないようにしましょう。
また、カビ対策ばかりに目を向けてしまうと入居してからこうすれば良かった…という後悔の方も出てきてしまうので譲れないところはしっかりと意見を言うことも大切です。
家族全員の癒しの空間となるように家族間での情報共有や意見のすり合わせも重要なのでしっかりと話し合ってくださいね。
まとめ
この記事では注文住宅のお風呂での失敗例や後悔しないようにするコツも紹介しました。
広い浴槽に憧れたりおしゃれ空間にするためにオプションをつけすぎてしまうと後悔することにも繋がります。
見た目だけでなく使い勝手をしっかりと考えて掃除やカビ対策をイメージできると良いですね!
素敵なお風呂作りの参考になったら嬉しいです。